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楽器の選び方

状況によるアンプの選択 1

 次に自分のアンプを手に入れるとなった段階で、どういう目的でアンプを使うかということを明確にしたい。とりあえず音が出るというような超小型アンプから、スタジアム・クラスの会場まで対応する大型スタック・アンプまで、ギター・アンプは様々なサイズや出力があり、大が小を兼ねないということが多々ある。どんな状況で使うのが主目的かを決める必要があるだろう。

 自宅で練習用として使うなら、小型のコンボ・タイプのアンプという選択になるだろう。この場合、出力は15Wもあれば、ディストーション・サウンドではうるさいくらいの音量が得られる。クリーン・サウンドをメインで使いたいという場合には、もう少しゆとりがあってもいいかもしれない。自宅用アンプだと小型軽量で持ち運びが簡単なものだと部屋から部屋への移動も楽で便利だが、自宅でもゆとりのあるサウンドや低音の質感を求めるならば少しでもスピーカーの口径の大きなものを選びたい。超小型アンプでは10cm程度の小口径スピーカーを搭載したものもあるが、低音のゆとりなど大口径スピーカーに譲るところはある。

 自宅用アンプと割り切った場合でも、どの程度の機能が必要になるかというのは悩むところだろう。例えばマルチ・エフェクターや単体のアンプ・シミュレーターなどを使って音作りする場合なら、極端な話、ヴォリューム・コントロールさえ装備されていればいいというケースもある。だが、アンプのパワー・スイッチをオンにしてケーブルを接続し、アンプのコントロール・パネルで音作りするだけで気に入ったサウンドでギター・プレイを楽しめるという気軽さがあれば、自宅でもギターに接する機会も増えるだろう。2ヴォリュームで3バンドのEQがあれば、音作りの範囲はかなり広がる。自宅用でもクリーンとディストーション・サウンド用の2つのチャンネルを装備したモデルもあったりするが、曲の展開によってサウンドを使い分ける人ならフット・スイッチでチャンネルを切り替える機能は自宅練習でも役立つだろう。最近はディレイやリヴァーブ、コーラスなどのデジタル・エフェクターが内蔵された自宅用アンプもいくつか登場し、上手く使えば心地よくギター・プレイが楽しめる。また、有名なアンプのサウンドをシミュレートしたアンプ・モデルリングを内蔵した自宅用アンプも注目を浴びている。自宅での使用を考慮したサイズに合わせて音作りがなされているので、意外に迫力のあるリアルなサウンドが楽しめたりするので、サウンドの多様性という面だけでなく、自分の理想に近いサウンドを得るためにもチェックしてみる価値はあるだろう。逆に実際のステージではエフェクターを一切使わず、アンプ直結でブルースなどのエモーショナルなプレイを追求している人ならば、小出力でコントロールはヴォリュームとトーンのみといったシンプルな真空管アンプも選択肢に入るだろう。ピッキングのニュアンスやギター側のヴォリュームやトーンの操作、ピックアップの切り替えで様々な表情を生み出すトレーニングには、それらに忠実にレスポンスよく反応してくれるアンプが必須となるだろう。自宅で真空管アンプのヴォリュームを上げ、心地よいクランチ・サウンドを生み出すとなると、15W程度でもかなりの爆音となるので注意が必要だ。

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